平成20年 農林水産委員会 (2008.12.12)

WTO農業交渉


◯江藤秀之委員長 
 それでは、新規付託されました、請願番号八の二「WTO農業交渉について国に意見書の提出を求める請願」を議題といたします。
 本請願の内容は、お手元配付の写しのとおりであります。
 本件について、何か意見などはありませんか。

◯江藤秀之委員長
 原竹委員。

◯原竹岩海委員
 執行部にちょっと確認をしたいんですが、WTOの交渉が十二月に開催されるということなんですが、報道では大分ぐらついておるということですが、これの最近の情報とかございましたらお示しください。

◯江藤秀之委員長
 中川農林水産政策課長。

◯中川農林水産政策課長
 私の方も、交渉ごとですので、中身の詳しい具体的情報については、いわゆる新聞情報等によりますと、閣僚会議を行おうということだったんですけれども、七月にああいう形で決裂しているということで、非常に今回慎重になっておるんですけれども、大体十二月中旬ということだったんですけれども、なかなか閣僚会議をするまでに至らないということで、今日の新聞あたりでしたら、それを打開するために事前にアメリカ、中国、インドの三カ国で、事前にということですけれども、そういうものでもなかなか厳しいんじゃないかというような報道になっております。

◯原竹岩海委員
 本件につきましては、我々の会派が本議会の一般質問の中でも、代表にはもう盛り込めないということでございましたので、緊急的に質問と考えを訴えたところであります。よって、これは緊急を要することと自分も考えますので、県の方も、側面からでございますが、県知事が全国知事会の会長でございますので、一体となってしっかり頑張っていただきたいと思っております。以上です。要望です。


指定管理制度

◯野村農林水産部長
 第一六三号議案福岡県営津屋崎漁港内プレジャーボート係留施設等の指定管理者の指定につきまして御説明いたします。
 議案その二の六十八ページをお開き願います。また、具体的内容につきましては、お手元に配付されております委員会資料の五十七ページを御参照願います。
 本件は、福岡県漁港管理条例第十九条、福岡県立森林公園条例第三条及び福岡県緑化センター条例第四条の規定に基づき指定管理者を指定するに当たり、地方自治法第二百四十四条の二第六項の規定により県議会の議決を求めるものでございます。
 選定に当たりましては、公共性、公益性の確保、施設利用及びサービスの向上、経営収支の改善、職員確保方策及び健全な財政基盤、施設管理上の個別事項の五つの観点から評価項目及び評価基準を定めまして、応募団体から提出された事業計画書について書類審査やヒアリングを行い、外部の有識者七名で構成する福岡県指定管理者選定委員会の審議を経て候補団体を選定しております。
 それでは、まず具体的内容につきまして御説明させていただきます。
 まず、福岡県営津屋崎漁港内プレジャーボート係留施設についてでございますが、本施設につきましては、地元漁業活動の内容等に精通し、かつ漁船とプレジャーボート間の調整ができること、また、台風時などの緊急時の対応が可能であることなどが指定管理者に求められることから、現在の指定管理者である宗像漁業協同組合を指定しております。指定期間は、平成二十一年四月一日から平成二十六年三月三十一日までとなっておりますが、これは今回の指定管理者の更新に当たり、選定委員会の審議を踏まえた上で、関係者、利用者との調整が日常的に必要である施設については、全庁的に指定期間が五年間とされたものでございます。
 次に、福岡県立四王寺県民の森についてでございます。本施設につきましては、県民サービスの向上につながる新たなイベントの開催や森林緑化に関する資格者が多数在籍するなど、これまでの実績に基づく安定した管理が期待できるものと考えられることから、二団体の応募から現在の指定管理者である福岡県森林組合連合会を選定いたしました。指定期間は、平成二十一年四月一日から平成二十四年三月三十一日までとなっております。
 次に、福岡県立夜須高原記念の森についてでございます。本施設につきましては、ボランティアとの共同によるイベントの開催や開園時間の延長など、県民サービスの向上につながる新たな提案がなされ、森林緑化に関する資格者が在籍するなど、管理団体として最も安定した管理が期待できるものと考えられることから、三団体の応募から新たに九州林産株式会社を選定いたしました。指定期間は平成二十一年四月一日から平成二十四年三月三十一日までとなっております。
 最後に、福岡県緑化センターについてでございます。本施設につきましては一団体の応募であり、県民サービスの向上につながる新たなイベントの開催や樹木医、造園技能士、森林インストラクター等の専門能力を有した、これまでの実績に基づく安定した管理が期待できるものと考えられることから、現在の指定管理者である財団法人福岡県樹芸組合連合会を選定いたしました。指定期間は、平成二十一年四月一日から平成二十四年三月三十一日までとなっております。
 なお、施設ごとの選定結果につきましては、委員会資料の五十八ページから六十一ページに付けておりますので、ご覧いただきたいと思います。
 今後の予定につきましては、議決をいただきましたなら、知事が各団体を指定管理者として指定するとともに、施設の管理運営に関する協定を締結して、来年四月から指定管理者による管理を行う予定でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。

◯江藤秀之委員長
 説明は終わりました。これより質疑を行います。
 何か質疑はありませんか。

~略~

◯江藤秀之委員長
 原竹委員。

◯原竹岩海委員
 指定管理者制度と総合評価制度というのを私勉強中でよくわからないんですけれども、今の報告では四カ所のうち新規になったのが夜須高原の記念の森ですか、これがかわっておりますが、ほかのところは応札件数ですか、応募団体がないというのが現状でありますよね。これが一団体では総合評価のしようがないと思うんですけれども、厳正に審査はしっかりされておると思いますが、こういった応募がないという現状についての指定管理者制度とか総合評価、これはここの所管だけではないと思うんですね、こういった問題で。この辺のところを県としてはどのように考えられておりますか。

◯江藤秀之委員長
 野村農林水産部長。

◯野村農林水産部長 今御説明いたしました中で四つのうち、四王寺の県民の森のについては二団体から応募がありまして、それから、夜須高原については三団体の方から応募があったということでございます。それから、単独で応募があったのが緑化センターだけでございまして、あと漁業については、ここはもうここ以外に考えられないといいますか、先ほど説明しましたとおり、ここは漁港の中にございますので、地元の漁業活動の内容とか、そういったものを十分熟知している漁業協同組合を指定したということでございます。

◯原竹岩海委員
 批判するわけではないんですけれども、お互いの勉強なんですけれども、指定管理者制度とか、こういったものは目的がちゃんとありますよね。これを具現化をしなければならないといったところでは応募がしやすいような環境の整備とか、その辺のところはやっぱり必要ではないかなというふうに考えますので、よって、県におかれましては多くの団体が応募しやすいような環境整備のために御尽力賜ることを強く要望をいたしたいと思います。以上です。