平成26年度予算特別委員会(質問)

「福岡の森の木になる紙」の売り込みに関しては、 ブランド化が必要である。

 

1. 熊本県が地元の製紙メーカーと組んで、「九州の地図と熊本県のPRマスコットキャラクターの『くまもん』をデザインし「メイドイン九州」を強くアピールしていくとしている。 戦略的には評価されているが、一方、我が福岡県の対策が心配である。 先の議会において、知事は「福岡県のマスコットキャラクターの『エコトン』をパッケージに使用していく。」と答弁されたが、「くまもん」の経済効果は、 1244億円である。

【提 案】
※ この際、「ふくおか官兵衛くん」を思い切って 使ったらどうか。
※ 福岡県産「米」のテレビコマーシャルのようにCMなどを放映したらどうか。

 

2. どうして「間伐」が林業の大きな問題になっているのかというと、
・山の1ヘクタール当たり、苗木が約3,000本植林される。
↓ ・ 最終的には、成木として500~600本になる。
↓ ・ よって、植林された5分の4は間伐材になる。
↓ ・ 間伐材が、放置されるとCO2が放出される。

 

3. 日本は、平成9年、環境に関する国際的会議である「京都会議」において地球温暖化防止のために森林を活用していくことを決めた。

・主な内容として、平成20年~平成24年までの4年間 で6%の温室効果ガスを削減することを義務化し、 その内、3.9%を「森林吸収分」として計算されている。

 

4.「木になる紙」を推進している九州森林管理局は、 九州電力さんを表彰している。

・主な内容は、平成22年度九電グループ全体で、 約560トン(A4サイズコピー用紙換算で、 約5.5万箱)が使用されたようです。

 

5. 佐賀市も、この取り組みが評価されて、平成23年に「グリーン購入大賞」と環境大臣賞を受賞されているが、本県は「実」を取れば良いと思う。

 

6. 農林水産部長におかれては、平成10年に庁内に設置されている「木材需要拡大推進本部」の本部長として、県の幹部職員はもとより、知事と一丸となられて、 「福岡の森の木になる紙」の事業計画が成功されるよう 強く要望して終わる。