通告に従いまして、本県の「森林行政の取り組み」について質問します。

 

私は、先の一般質問において、県が積極的に取り組んでおられる「県産材の利用促進」などを目的に「間伐材を利用したコピー用紙『木になる紙』」の推進について、私の考えを含めて、質したところであります。

 

今回は、もう少し具体的に執行部に対し、確認と、質問をさせて頂きたいと存じます。 「委員長!」執行部に対しまして資料要求をします。 資料の内容ですが、「本県の森林・間伐・森林組合等に関する」資料であります。 お取り計らいを宜しくお願い申し上げます。

 

【質問】

1. 先ず、配布を頂きました資料の説明を簡潔にお願いします。

 

2. これら「木になる紙」の取り組みが始まった経緯について具体的にお示しください。

 

3. 九州が一丸となって本事業に取り組んでいった経緯については一定の理解ができました。 そこで本庁内では、平成24年度の実績として14%利用していると報告されましたが、九州各県の利用状況はどうなっていますか。

 

4. それでは、本県として「木になる紙」の取り組みを、具体的に、どのように進めてこられたのかお伺いします。

 

5. 本県の「利用状況」は、九州では順位としては、中位のところであり、九州最大の人口と、経済規模を誇る福岡県としては如何なものかと指摘せざるを得ないと思います。 是非、九州に於いて№1を目指してしっかりと取り組んで頂きたいと思っております。
そこで質問ですが、
1点目として、この事業が「県下の林業」に与える効果についてお伺いします。 また、この「木になる紙」の仕組みは、コピー用紙の販売価格に「一定の金額」を上乗せし、県内の森林組合を通して、森林所有者に「還元」され、これらの資金が、森林組合の間伐費用になり、間伐が進捗し林業が環境面も含めて活性化されるという画期的な事業であります。
2点目として、昨年度は、本県の間伐材がどれくらい利用されたのか。 また、森林所有者に、幾ら「還元」されたのか お伺いします。

 

6. この「木になる紙」の事業が、60市町村をはじめ、県全体に普及すれば、県民が一丸となった「本県林業の活性化」への大きな目玉の主要な施策になると私は確信を致しております。一般質問でもご案内しましたが、福岡県の間伐材を利用した「福岡の森の木になる紙」が、今月3月に商品化されました。この「福岡の森の木になる紙」は、本県の持続的な林業に、一層貢献していくものと思われます。 そこで質問ですが、県におかれては、この「福岡の森の木になる紙」事業に今後どのように取り組んでいかれるのか。また、県下の市町村や民間に具体的にどのように拡大されて行かれるのかお伺いします。

 

7. 最後に、農林水産部長に、これまでのやり取りを踏まえて、「福岡の森の木になる紙」の今後の取り組みについて決意をお伺いします。