平成17年 総務企画委員会 (2005.12.16)

指定管理者の候補団体の選定

◯日野喜美男委員長
 次に、「指定管理者の候補団体の選定について」、執行部の説明を求めます。河野人事課長。

◯河野人事課長
 それでは、指定管理者の候補団体の選定につきまして、御説明いたします。総務部報告事項の四ページをお願いいたします。
 本県につきましては、来年四月から公の施設の管理を行う指定管理者を指定する必要がございます。これまで十九の施設につきましては、八月に公募をいたしまして、選定を進め、また残りの二十施設については個別選定とし、今回指定管理者の候補団体を、別紙のとおり選定したところでございます。
 まず、選定に当たりましては、一に記しておりますように、公認人会計士、弁護士、学者等七名の外部有識者からなる指定管理者選定委員会を設置いたしまして、まず、公募が望ましいものと、それから個別選定が望ましいものを審議しました。そして、公募につきましては、八月十二日に募集を開始しまして、九月二十二日に締め切りまして、総数で百三団体から応募がございました。
 二の選定方法につきましては、五つの視点から、具体的に申しますと、公共性の確保、施設利用及びサービスの向上、経営の改善、職員確保方策及び健全な財政基盤、それに施設管理上の個別事項となっておりますけれども、こういった、それぞれの施設ごとに二十五項目程度の評価項目と基準を定めまして、団体から提出された事業計画等につきまして、書類審査であるとか、ヒアリング等を実施しまして、選定委員会の審議を経て、候補団体を選定したところでございます。
 三の指定管理者の候補団体及び選定理由につきましては、十九の公募施設につきましては別紙一、これは五ページから十ページまでとなっておりますけれども、ここに掲げております。それから、二十の個別選定につきましては十一ページ、十二ページに掲げておるところでございます。なお、指定に当たりましては、あらかじめ議会の議決を必要としておりまして、今回関係する五つの常任委員会で、議案として審議をお願いしているところでございます。
 五ページをお願いいたします。これは公募しました十九施設の選定結果の一覧でございます。左側が十九の施設名と現在の委託先、右側が指定管理者の公募団体で網掛けをしているのが、新たに民間団体に変わるところで、十施設というふうになっております。
 それから、別紙という形で、それぞれ現在の施設名、それから団体名、そして所在地、それから、右の方に今回応募がありました団体数、それの内訳ということで、民間事業者、NPO法人、外郭団体、その他というくくりの中で、その内容を示しております。そして、中央ほどに今回選定しました主な理由ということで挙げさせていただいております。
 最初のページに戻らせていただきます。四に掲げておりますように、今後の手続等ということでございますけれども、今回議決をいただけましたなら、一月早々に指定管理者の指定を行いまして、それぞれの施設ごとに、個々具体的な業務の取り扱い等につきまして協議を行います。そしてその上で、最終的には協定書という形で締結を行いまして、四月一日から指定管理者による管理を開始する予定でございます。審議のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

◯日野喜美男委員長
 説明は終わりました。
 これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。

~略~

◯原竹岩海委員
 関連でいいですか。いいですか、先生。


◯新村雅彦委員
 はい、どうぞ。

◯原竹岩海委員
 関連なんですけれども、これは入札を行われたんですか。


◯日野喜美男委員長
 河野人事課長。

◯河野人事課長
 今回の公募につきましてはですね、いろんな、フリーな提案と申しましょうか、いろんな事業企画とかですね、その中で経営的な問題も生まれてまいりますし、それからイベントとかですね、新たな提案とかですね、そういったことをフリーに提案していただくという中で、選定に当たりましては、先ほど申し上げましたように、五つの大きな視点、いわゆる項目数で申し上げますと、二十五項目程度の中でですね、審査をしているところでございます。入札ということになりますと、基本的には額的な問題が基本になろうかと思いますけれども、その中で、例えば額で申し上げますと、今は無料なんですけれども、それを有料化してですね、そして、経営改善が図れるとかいうような提案とかですね、例えば安易に料金を高く設定してですね、そして、収支改善を図るというような提案が含まれておりまして、単純に額が低いからそちらを選ぶと、そういうことではなくて、あくまでも全体の質の中で選定をやっていくということでございまして、公示で行われておりますような入札という形ではとっておりません。

◯原竹岩海委員
 ありがとうございました。総合評価だろうと思うんですけれども、総合評価の基準という、マニュアルというのは存在するんですか。


◯河野人事課長
 評価項目につきましてはですね、あらかじめ、先ほど申し上げました二十五項目程度というのはですね、これは応募していただきます団体に示しております。そして、選定委員会の中ではですね、それをさらに、どういった評価という部分をですね、これは一部点数あたりも勘案したところでですね、トータルをそれぞれにやっていくという中で、これにつきましては、そういった基準にのっとったところで審査をやっているという状況でございます。

◯原竹岩海委員
 入札じゃないので、金額は公表できませんということですけれども、一定のですね、二十五項目に基づいて、総合評価で点数がですね、決定されてくるということですから、その総合評価に基づいた点数だけでも、応募された方のですね、そういったものを見て、審査をするということはできないんですか、本委員会の席上で。審査の資料にそういった点数だけでもですね、固有名詞は公表されなくてもですね、A社、B社、C社といったことで、一定の総務企画委員会でですね、審査はできないんでしょうかといったことですけれども、いかがでしょう。

◯河野人事課長
 審査ということがなじむかどうかは別にしまして、いわば説明という中でですね、どこまで出せるかということだと思うんですけれども、先ほど申し上げました、一部の評点というのはですね、いろんな二十五項目の内容がですね、点数になじむものとなじみにくいものがあるわけですね。その中で点数化をやりまして、そこの中で、いわゆるランクづけを、さらにやっていって、トータルのランクを総合評価してやっていくというようなイメージを持っております。そういった中で、じゃあ、そういったものを、例えば標準例でですね、どういったことでやっていったのかということにつきましては、資料ということであればですね、できるような状況でございます。

◯原竹岩海委員
 資料提出よろしくお願いします。できますか。


◯日野喜美男委員長
 これはほかの所管委員会では議案として提案されているわけですから、その経過をですね、いずれにしても総務企画委員会は、最終的な委員会であれしますので、新村委員、どうでしょうか、その時点でまた報告を受けるなり、そうしましょうか。ほかの委員会でも審議はされておるわけですから。うちの方で今の段階で審議ということは、ちょっと先行しすぎるんでですね、結果を総務部の方で、各委員会の審議状況をまとめていただいて、この委員会に報告をしていただくということでいいですか。

◯新村雅彦委員
 わかりました。そのとおりでいいです。一点だけいいですか。
 まず、次、ほかの委員会との関連の後で結構でございますので、その団体が応募されたときに、名前が出されたら困るというデメリットというのはあるのかどうかというのが一つですね。そんなところに出すんだということと、もう一つは、公開の原則というのは、まさに、今求められているんだろうと思うんですよ。僕が今までしてきたのは、これを選んだから悪いなんて一言も言ってないんです。手続の中で、結果はわかりましたと。だったら団体名を全部明らかにしてくださいというだけですからね。そういう当然の質問だというふうに、私思いますね、あとは委員長にお願いいたします。