平成19年 2月定例会 (2007.02.15)

道路行政

◯九番(原竹 岩海君)
 
おはようございます。渡辺議員の迫力の後で、ちょっとやりにくうございますけれども、質問させていただきます。緑友会・新風県議団の原竹岩海であります。冷水有料道路と一般国道二百号、いわゆる現道に関する道路行政につきまして簡潔に質問させていただきたいと存じます。
  本件につきましては、私は平成十七年二月議会から議場におきまして、道路の安全性に大変問題があり、山家の地元住民やドライバーなどに人的被害が及ぶ可能性が高いとして、現道の安全確保のためには冷水有料道路を無料化するなど有効活用する必要があると強く訴えてまいりましたことは周知のところであります。これらのことから、県は本有料道路を本年三月一日から半年間にわたり一部区間を無料化し、全線区間の通行料金をほぼ半額にする内容の試行を実施する旨の発表がなされたところであります。これらの県の迅速なる対応に関しましては、本件を訴えてきた議員として一定の評価をさせていただくものであります。今回のこの試行が早期に完全実施されるべきと考えますが、麻生知事の御所見をお伺いしたいと存じます。
  次に、二百号現道が山家地区を山間地域から平野部まで東西に長く延びております。有料道路の一部区間を無料化することにより、多くの平野部の住民は一定の安全性が確保されると思うのでありますが、一方、山間地域の住民の皆さんには残念ながら道路事情は以前と何の変化もなく、現状のままであります。このことから、特に山家一区、二区、三区の山間地域における現道の安全対策が急務であります。具体的には、歩道の設置や狭隘な道路の拡幅などの実施をすべきと考えますが、県の取り組みについて土木部長のお考えをお伺いいたしたいと存じます。
  以上、明快なる回答をお願い申し上げ、質問を終わります。ありがとうございました。

◯知事(麻生 渡君)
 冷水道路の利用促進対策でございますけれども、これは昨年、異なる料金を設定いたしまして、三回の短期間の試行を実施いたしました。その結果、この試行期間中に交通量が日々増加するという傾向が認められました。そして、このような傾向のもとで、より正確な交通量を把握したいと考えておりまして、長期の試行が必要であるという土木常任委員会の議論もございました。これを踏まえまして、ことしの三月一日から半年間の試行を行うという方針を打ち出したところでございます。今後、この半年間の試行結果も踏まえまして、料金をどうするかという点も含めまして総合的な対策を検討してまいります。そして、この対策を実施していくという考えでございます

◯土木部長(岩崎 泰彦君)
山家地区の交通安全対策についてでございますが、人家が連檐する地域を対象に歩行者、特に小中学生の通学時の安全確保を図るため交通安全対策を実施しているところでございます。山家地区の山間地域の安全対策につきましては、今後の交通量の推移などを見定める必要があると考えております。