写真で見る活動報告 はらたけ岩海

平成26年6月29日(日)いのちの水を守る「産廃連」 第15回総会

 「産廃連」とは「県営山神ダム上流域産業廃棄物処理場対策連絡協議会」の略称であり、平成11年10月6日筑紫野市平等寺にある産業廃棄物処分場で発生した、硫化水素による作業員3名もの死亡中毒事故の重大性を鑑み、正に市民の「いのちの水」を守るために決起しました。そして今年でその重大事故発生より15年もの歳月が経とうとしています。 この事故地点は筑紫野、太宰府、小郡地域の生活用水としての水がめである山神ダムの上流域にあたり、水源より僅か1.2kmしか離れていません。 産廃連は57に及ぶ団体により構成され、将来にわたる「いのちの水」の不安を払拭するために事故の翌月から意欲的に運営されてきました。
 我々産廃連の協力体制と地道な努力の結果、平成17年6月24日福岡県は産廃を不法投棄した㈱産興の業・施設の許可の取消を決定するに至りました。 現在㈱産興は稼動していませんが残された産廃は130万トンに及び国内最大の不法投棄を擁している次第です。 県による環境調査は継続しているものの、結果は必ずしも安定しているとは言えず、安全宣言は出せないままでいます。しかし、かねてよりの県への公害調停の結果、引き続き水質調査を継続して行く確約を県から得ています。 私、原竹岩海は先代会長武石氏よりその意志を受け継ぎ平成25年2月16日産廃連会長に就任いたしました。 今回第15回総会を迎えるにあたり”「いのちの水」を守る”その意志に一片の揺るぎも持たず、気持ちを新たに県との交渉を粘り強く続けていく決意です。

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